専門医の指導を受けて対策

ニキビを引き起こす細菌

ニキビを引き起こす菌というのがあり、その1つがアクネ菌です。この菌は顔の皮膚などに生息している常在菌で、普段は人に害を与えないのですが、毛穴がつまり皮脂がたまるようになると、過酸化脂質という成分を分泌して皮膚を炎症させるようになります。この菌の働きを抑えるにはビタミンCやビタミンEなどの抗酸化物質が含まれている薬が有効です。 ニキビを引きを起こす菌にはマラセチア菌というのもあります。こちらは真菌というカビの1種で、おもに胸や背中の皮膚に生息しています。この菌もアクネ菌と同じく普段は無害なのですが、湿度が高くなったり、皮脂が大量に分泌されたりすると過酸化脂質を出してニキビを作るようになります。抗真菌外用薬を塗って治療することが多いです。

大人ニキビの裏にある病気

ニキビがなかなから治らずに重症化した場合、その裏に他の病気が潜んでいることは珍しくありません。その病気の1つが多嚢胞性卵巣症候群、別名PCOSです。排卵障害の1つで若い女性によく見られる疾患です。男性ホルモンが通常よりも多く分泌されるようになり、卵胞の発育が遅れて排卵までの期間が長くなります。20から30歳代の女性によく見られるのが特徴です。 男性ホルモンの過剰分泌は大人ニキビの原因でもあり、多嚢胞性卵巣症候群になると副次的な作用としてニキビが発生するようになるので注意しましょう。この症状を治療するには体内のホルモンバランスを整える必要があるため、低用量ピルなどのホルモン剤が治療として用いられています。